城・寺社・史跡 慈照寺銀閣|『蔭凉軒日録』に見える「觀音殿」と「潮音閣」
『蔭凉軒日録』の長享二年の条には、「觀音殿」という語が繰り返し現れます。二月三日の条では額を内と外のどちらに掲げるかが問われ、「然者二重之內、一ニハ潮音閣ト可揭」とあります。九月の条には額の書立を持参したとあり、十月の条には「觀音殿二重之額、潮音閣可然被思食云々」「明年觀音殿可立」とあります。一方、『大日本史料』第8編之14が参考として掲げる『慈照寺諸記』には「二重銀閣號潮音閣」とあります。それぞれの記録が使っている語を、そのまま読みます。